第11回日本健康運動看護学会学術集会

大会長　根本　清次

　健康運動看護学会の新たな試みであるweb開催にご参加、ご視聴くださりありがとうございました。不慣れな事もあり、スタッフ一同も手探りの状況での開催となりました。会員の皆様にはアクセスの困難、見えにくい、聞き取りにくい等、多々の問題があったと理解しておりますが、新規の試みとしてご容赦のほど、お願いいたします。

　さて、コロナ禍は文字通り私たちに大変な災いをも及ぼしている訳ですが、反面、新な気付きを与えています。人と人との直接の接触が制限される今、ICTを用いた連携が、これほどクローズアップされた事はなく、ご近所とも、何千キロも離れた相手とも、コミュニケーションの力で同じように理解しあえる事を実感いたしました。現実の体験こそは貴重なものですが、それとは別の、共感性の新たな深みに向かっているのではないでしょうか。

　私たちは、コロナ禍においても健康活動や運動の重要性を訴え、それらをサポートする看護職として歩みを止める事はありません。学術集会という、ひと時の共有を終えますが、学会の更なる発展を信じながら閉会といたします。ありがとうございました。